子供が痛くて首(頸部)を回せない|鈴木整形外科|松本市の整形外科

院長ノート DOCTOR-NOTE

子供が痛くて首(頸部)を回せない

こんにちは。台風も過ぎ松本市内の空は秋めいてきましたね。 秋に入り、運動会やスポーツ大会などが多くなってきました。それに伴ない首を痛める子供が最近増えてきています。 頭部の重さは、体重の8%から10%とも言われています。体重30キロの小学生だと、単純計算で2.4キロから3キロの重さです。 頸部(首)は、そんな重い頭部を支えているため、運動の際にとても痛めやすい場所です。 頸部を痛めると、頭を上げ下げしただけで痛がり、ひどくなると肩を回さないと痛くて首を回旋出来なくなります。 当院に来院するお子さんの多くは、運動中よりも運動後に痛みを生じてきます。発熱等は無く、局所の痛みと腫脹が認められます。原因としては、頚椎の椎間関節の炎症が多く、特に頚椎を後ろにそらすと激痛を生じます。 この場合の対処法は必ずアイシング、患部を冷やすようにして下さい。間違っても温めたり、マッサージなどして揉まないで下さい。炎症がひどくなりかえって痛みが増してしまいます。 痛みが強いと日常生活にも支障が出てきてしまいます。これくらいで来院してもいいの?と思われるかもしれませんが、本人にとってとても辛い状況です。頸部を痛めたらお近くの整形外科を受診してください。