スケートボードの怪我について|松本市の整形外科|鈴木整形外科

院長ノート DOCTOR-NOTE

スケートボードの怪我について

こんにちは。本日TOKYO2020大会も最終日ですね。日本での開催ということもあり、いろいろなスポーツをより身近に感じた方も多かったと思います。特に小さいお子さんは、ちょっと自分よりお兄さん、お姉さんが活躍する姿を見て、自分もやってみたい!と思った子も多いのではないのでしょうか。ここでスケートボードの怪我についてのお話です。 当院でもスケートボード、冬季はスノーボードの怪我で来院される方が多くいらっしゃいます。怪我の多くは上肢の怪我、特に手首と肘の関節、肩関節、鎖骨骨折で、転倒時に手をついてしまったり、受け身を取れなかった場合に起きています。これはスケートボードに載ってる際の体の重心が高いと起きてしまいます。上半身よりも下半身、特に膝でバランスを取るようにしましょう。そのためにも運動前には下半身、特に膝の準備運動を執念に行ってください。お子さんと一緒にお父さん、お母さんもスケートボードに乗ってみようかな、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、大人は子供よりも身体が硬く怪我しやすいです。恥ずかしくてもヘルメット、プロテクターは装着してください。肘関節の骨折は手術となる場合もあり、そうなると治るのに3ヶ月程度かかってしまい、仕事や日常生活にだいぶ影響してしまいます。また、youtubeなどでスケートボードの上手な転び方が紹介されてますので、技よりも転倒の仕方をまずは習得されるといいと思います。最後に大人も子供も基本的なことですが、路上は小石があったり交通事故の危険もありますので、整備されたスケートボード専用のパークで練習しましょう。(松本市内には総合運動体育館横と扇子田公園にあります)