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スケートボードの怪我について

2021年8月8日

こんにちは。本日TOKYO2020大会も最終日ですね。日本での開催ということもあり、いろいろなスポーツをより身近に感じた方も多かったと思います。特に小さいお子さんは、ちょっと自分よりお兄さん、お姉さんが活躍する姿を見て、自分もやってみたい!と思った子も多いのではないのでしょうか。ここでスケートボードの怪我についてのお話です。
当院でもスケートボード、冬季はスノーボードの怪我で来院される方が多くいらっしゃいます。怪我の多くは上肢の怪我、特に手首と肘の関節、肩関節、鎖骨骨折で、転倒時に手をついてしまったり、受け身を取れなかった場合に起きています。これはスケートボードに載ってる際の体の重心が高いと起きてしまいます。上半身よりも下半身、特に膝でバランスを取るようにしましょう。そのためにも運動前には下半身、特に膝の準備運動を執念に行ってください。お子さんと一緒にお父さん、お母さんもスケートボードに乗ってみようかな、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、大人は子供よりも身体が硬く怪我しやすいです。恥ずかしくてもヘルメット、プロテクターは装着してください。肘関節の骨折は手術となる場合もあり、そうなると治るのに3ヶ月程度かかってしまい、仕事や日常生活にだいぶ影響してしまいます。また、youtubeなどでスケートボードの上手な転び方が紹介されてますので、技よりも転倒の仕方をまずは習得されるといいと思います。最後に大人も子供も基本的なことですが、路上は小石があったり交通事故の危険もありますので、整備されたスケートボード専用のパークで練習しましょう。(松本市内には総合運動体育館横と扇子田公園にあります)

文責 院長 鈴木 成典

鈴木整形外科 院長 鈴木 成典

地域の患者様に安心な医療を提供できるよう、地域連携を第一に医療活動を行なっています。

  • 整形外科専門医
  • 日本整形外科学会スポーツ認定医

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