たかが突き指 されど突き指|鈴木整形外科|松本市の整形外科

院長ノート DOCTOR-NOTE

たかが突き指 されど突き指

こんにちは。ここの所「突き指」で来院する生徒さんが多いので、それについて本日は書きたいと思います。 「突き指」は、日常よく見られる指の外傷の総称のひとつです。 スポーツ、特にボールを使った競技、バスケットボール、バレーボール、ドッジボールなどで発生します。 最近では松本市内の中学校、高校でも体育でドッジボールをすることがあるようで、そのせいか突き指での来院が多い印象を受けています。(個人的には小学生はドッジボールはいいと思うのですが、中高生は球速もパワーも上がるため、体育などではあまりお勧めしたくありません。) 「突き指」は、その名の通りボールや物で指を突いて、指先に大きな力が加わることによって起こる指のけがの総称です。 指の腫れや痛み、動かしにくさなどの症状がありますが、放っておけばそのうち治ると軽く考えられがちです。しかし甘く見ていると痛い目に会うこともあります。あまり痛みや腫れがない場合も注意した方がよいです。 では「突き指」の内容を紹介します。
  1. いわゆる突き指。骨、靭帯、に損傷のないものを言います。
  2. 骨折、脱臼骨折
  3. 側副靱帯損傷
  4. 腱、靱帯断裂
このように「突き指」には、骨折や脱臼、腱や靭帯の断裂などが含まれており、中にはすぐに手術が必要なこともあります。早期に正しく診断されないと、適切な治療の時期を逃すこともあります。 「突き指」を甘く考えず、まずはお近くの整形外科を受診し、専門医の診察とレントゲン撮影や超音波検査などによる正しい診断と適切な治療を受けることをお勧めします。 詳しくは「手」の項目に入って「手指のスポーツ障害」をご覧ください。 身体に現れる症状