我慢しないで!お年寄りの痛み|松本市の整形外科|鈴木整形外科

院長ノート DOCTOR-NOTE

我慢しないで!お年寄りの痛み

こんにちは。今日は急激に寒くなり、医院から見える北アルプスでも雪が降ったようで、青空と白い稜線がとてもきれいに見えました。なかなか寒くなってくると外に出るのが億劫になりがちですが、痛みがある時は我慢しないで受診しましょう。  さて、今日は痛みを我慢してしまった方のお話をしたいと思います。 先日、80歳代女性が歩けないとの事で車椅子に乗って受診しました。話を聞くと、3週間前より左の股関節に激痛が認められ、家では這って歩いているとの事でした。近くの医院で加療していましたが、まったく症状が変わらず、立って歩けないとの事で、友人の紹介で当院に来られました。股関節のレントゲンを撮ってみると、石灰化像が認められ、ピロリン酸カルシウムが関節軟骨に沈着して、関節炎をきたしているようでした。偽通風という病気を疑い、ステロイドの点滴と内服薬を処方したところ、劇的に症状は改善して、3日後には歩いて来院されました。ご本人も痛みから開放され大変喜んでおられ、私自身も非常に嬉しく、まさに医者冥利に尽きるといったところです。高齢者の関節痛は、特に原因なく生じた際は、偽通風という病気があり、これは膝や肩関節によく生じますが、股関節など他の関節にも起こり得ます。そして、高齢者の方、特に高齢女性の方は、長い人生経験や痛みの経験をされてきているで、どうしても我慢しがちです。今回のケースも「激痛」と呼ばれるほどの痛みであったと思われます。ご本人は遠慮して我慢してしまうケースがあるので、周りの方はもちろんですが、遠く離れて生活している親など、痛いところはないか、声がけをぜひしてみてください。偽痛風についてはこちらから「膝」の項目→「偽痛風」を参照してください。身体に現れる症状