年代別で見るよくある症状

年代別よくある症状
(60代以上)

高齢者に多い症状

「若い頃のように体が動かない」「関節を曲げると痛みがある」、60歳を過ぎると、筋力の低下や関節の不具合などで、体にさまざまな不調が生じやすくなります。
さらに、70代、80代になると、立ち上がったり、歩いたりと基本的な動作が難しくなってきます。

これは骨、筋肉、神経、関節などの運動器が加齢とともに老化し、運動機能が低下するためです。

高齢者に多い疾患として、主に女性ホルモンの減少で起こる「骨粗鬆症(骨粗しょう症)」やそれに伴う骨折、加齢による「変形性膝関節症」や「変形性股関節症」などがあります。

これらの疾患に気づかずに放置しておくと、症状が悪化し、日常生活に支障をきたします。さらに進行すると生活が困難になり、寝たきりになるケースもあります。
こうしたことにならないためには、早期に診療を受けることがなにより大事です。

医師による問診と医療機器を用いた検査で、痛みや不調の原因を見つけ、適切な治療を受けましょう。

少しでも体のことで気になることがありましたら、お気軽に当院までご相談ください。


 
院長からのメッセージ

QOLを決める健康な体の維持向上には適度な運動は欠かせません

「年を取っても元気な体でいたい」「介護なしで日常生活を送りたい」誰もが望むことです。

高齢者にとって、立ち上がる、歩くなど、日常生活での基本的な動作を自立して行えるかどうかが、QOL(Quality of life=生活の質)に大きく関わります。

そして、QOLを決める健康な体の維持向上には適度な運動は欠かせません。
しかし、体に痛みを抱えた状態では、運動することもままなりません。

体に痛みや不具合がある場合は、まずはしっかりと痛みを和らげる治療を行い、体の負担にならないよう運動やストレッチなどで機能改善につなげていくことが大切です。

接骨院に通っても痛みが治らず、レントゲンを撮ると骨折していたという事例も数多くあります。少しでも体に違和感や痛みを感じたら、我慢せずに整形外科を受診してください。

「年だから……」とあきらめずに、日頃の予防と早期の治療に取り組んで、一緒に元気な体づくりを目指しましょう。