ぺるてすびょう
小児の歩行異常はまずペルテス病を疑え!
病態
ペルテス病とは股関節における大腿骨頭の血行障害により生じる壊死の病気をいいます。
小児の大腿骨頭壊死で5歳から7歳位の男子に多く大腿骨頭骨端部が壊死してしまう病気です。
放置したり、診断が遅れたりすると骨頭変形が進行し手術に至ったりする場合がありますので注意が必要です
診断
レントゲン撮影及びMRIによる確定診断
臨床症状
痛みと跛行です。重要な事は、痛みは股関節よりもひざや太ももをいたがる事が多いということです。つぎにびっこ、脚を左右不均等にひきずりながら歩く事です。小児の跛行を見つけたらまずペルテス病を疑え!、ということは憶えていて下さい。
痛みは極めて軽い場合もあり、また早期に消失することもありますので注意が必要です。
治療
(1)保存的治療 装具療法
(2)手術療法
院長からの一言
放置したり診断が遅れたりすると骨頭変形が進行し手術に至ってしまう場合もありますので、症状が疑われる場合は早めに整形外科専門医に受診し相談して下さい。