たんじゅんせいこかんせつえん
突然股関節や太ももから膝付近の痛む
病態
単純性股関節炎とは:学童期にみられわる股関節痛をきたす関節炎です。
また小児の股関節痛の中でもっとも頻度が高い疾患です。
発症年齢はほとんどが3~8歳位で男の子に多く見られます。
一部は発症1~2週間前に気道感染症にかかっているとされ、ウイルス感染の影響が考えられていますが、原因はよくわかっていません。
症状
前日まで全く元気だったのに、朝起きたら片方の太ももや膝が痛くて足を引きずらないと歩けない、
もしくは全く歩けない―という状態になります。よくお母さんが子供をおぶって受診してくることも多いです。
突然股関節や太ももから膝付近の痛みが生じます。
治療
(1)股関節炎に対して抗炎症剤投与。
(2)体重をかけないようにして安静に保ち歩行をさせないこと。