症状の詳細

膝外側円板状半月板損傷

しつがいそくえんばんじょうはんげつばんそんしょう

子供の膝の痛み、膝が伸びない、曲がらない

病名・症状
  • 特に何もしていないのに、子供が膝を痛がったら!
症状部分画像

病態

通常の半月板は、三日月のような形をしているのですが、円板状半月板は、中央部も覆っており、
ほぼ丸い厚みのある板状をしており大きな形をしています。
生まれつきこの様な円板状半月板を持っている子は、軽微な外傷から発症することもありますが、
特に原因がなく発症する事もあり小児期から症状が現れることも多いです。

症状

膝の痛み(外側)、膝が伸びない、曲がらない、引っかかり感、膝の腫れ、膝の外れた脱臼感、曲げ伸ばしで引っかかって動かない(ロッキング現象)などが生じます。
膝が伸びにくいとか、中で引っかかるような痛みがある場合の多くは円板状半月板障害です。

診断

MRI検査にて半月板の形態を精査し確定診断します。

治療

半月板の形態及び状態を見ながら保存的治療又は関節鏡下の半月板手術などを選択します。

院長からの一言

子供に見られる円板状半月板損傷は、生まれつきのもので特に原因がなく発症しますので、
子供のためにも症状が疑われたら、様子を見ているのではなく早めに整形外科専門医に受診し相談してください。