だいたいこっとうすべりしょう
思春期の10歳から16歳の肥満の男児に多い
症状と経過
思春期の10歳から16歳の肥満の男児に多いです。大腿骨頭が成長軟骨板で離開が起きて、骨端(骨の端)が頸部に対して後方に転位する疾患です。男児が女児よりも多く、ぽっちゃりとした肥満児で第二次性徴が遅れていることが特徴的です。股関節の痛みと可動域制限を生じます。膝の痛みや下脚全体を痛がることが多く、歩容異常が認めるられます。
原因・要因
思春期の男児、肥満児が多く、しばしば両側性であることから何らかの分泌異常の関与が考えられます。
診断
xp撮影及びMRI撮影による確定診断
治療
診断がついたら早期の手術療法
院長からの一言
大腿骨頭すべり症では早期診断、早期治療が極めて重要です。疑われしい場合は早めに整形外科専門医に相談して下さい。