かたこり
ひどくなると頭痛や吐き気を伴うこともあり非常につらい
症状
首から肩にかけての重だるさや凝りを感じている状態を、「肩が凝っている」と言います。
肩こりとは、肩周囲の僧帽筋を中心とした筋肉に重だるさや凝りを感じることを言います。
症状は、首すじから背中にかけての重だるさを中心として痛みや張り感、鉄板が入っているように固い感じ、常に重い物を背負っているなど様々な訴えがあります。またひどくなると頭痛や吐き気を伴うこともあり非常につらい症状です。
肩こりの直接的な原因は、「筋肉の疲労」と「血行不良」です。
首や肩の筋肉の疲労や血行不良になる原因は、日常生活の姿勢やストレスなどの生活習慣にあります。
原因
・ストレス
日々のストレスは筋肉が緊張し、筋肉疲労から肩こりの原因になります。
精神的に緊張すると、知らず知らずのうちに肩に力が入ってしまいます。また、悩みや不安を抱えていたり、イライラしている状態も、身体にとってはストレスになります。
・運動不足
筋肉の疲労が生じ疲れやすいうえ、肩こりになりやすい体になってしまいます。ウォーキングやジョギングなどして軽い汗をかくようにしましよう。
治療法
肩こりを改善させるには筋肉をほぐすことが大切です。
筋肉を伸ばすこと、つまりストレッチです。原因となっている僧帽筋をほぐすために肩甲骨のストレッチが有効です。こうすることによって筋の緊張が緩和します。どうしても症状がとれない場合は薬物治療薬があります。
肩こりが出ているときは、肩周辺の筋肉が緊張し、血流も悪くなっています。この筋肉の緊張をほぐすために使われるのが筋弛緩剤です。また血流が悪くなっている部分に生じる筋膜炎に対して消炎鎮痛薬が有効です。症状がひどい場合にはトリガー注射といって肩凝りの治療もあります。