かたかんせつしゅういえん
病態
肩関節は骨だけでは不安定性があるので、関節包や腱板などで補強されています。この関節包に炎症が生じて、やがて拘縮(関節包が縮んだ状態)を起こしてくると、腕が上がらなくなり、痛みが出現してきます。ひどくなってくると夜間痛も伴ってきます。
診断
痛みのポイントや肩の動きの状態をみて診断します。X-P撮影、MRI検査、超音波検査などを用いて、他の病態の有無を区別し、治療法を決めます。
治療
① 投薬 炎症を抑える内服薬を使用します。
② 関節注射 関節砲や肩峰下滑液包などにヒアルロン酸などを注入して、関節の動きを滑らかにします。
③ リハビリ 肩甲骨のストレッチなどを施行し、肩関節の可動域を広げていきます。